札幌市北区のお客様から花火関連の専門書を買取させていただきました。
こちらは花火の図鑑ですね。花火は生で見るのが一番かもしれませんが、個人的にはなんとなくで見ているだけなので、花火それぞれの名称なども知れるこういった図鑑はかなり興味深かったです。
花火は言わずと知れた夏の風物詩で、その儚さが大きな魅力のひとつですが、その美しさから本やDVDでの映像も非常に人気です。
と言っても、やはり花火大会などで実際に見るのがド迫力ですし、花火を楽しむ一番の方法だと思います。
花火の種類
花火の種類はものすごくたくさんあり、名称も長くて覚えにくいのですが、いくつかのパターンに分かれていて、大きくは割物、ポカ物、型物、仕掛け花火となっています。
割物は一般的な丸い形状で、ポカ物は星が飛ばないタイプ、型物は図形や絵柄を描くタイプ、仕掛け花火はその名の通り仕掛けのある花火です。
と書いても少しわかりにくいかもしれませんね。
割物はバランスよく大きく丸く開く一般的なものなのでイメージしやすいかと思います。開くときにドカンと音が鳴る迫力もお馴染みですね。
ポカ物は蜂や柳が一般的で、開いた後に光が不規則に動くようなイメージです。開くときにポカッと音がするのが特徴的で、ポカ物の由来です。
型物は、土星やスマイルというとわかりやすいでしょうか。最近ではアンパンマンやキティーちゃんなどのキャラ物も多いかもしれません。迫力というよりはアクセントで使われることが多いです。
仕掛け花火は、スターマインやナイアガラが有名で、色々な仕掛けが施されているタイプです。変化として使われることも多いですが、盛り上がりも最高潮かもしれませんね。
花火の名前
花火の名前は実は物凄く長く、上昇中の変化、芯、玉、星と変化、消え際の様子を組み合わせて表現されます。
例えば、昇小花付芯入菊先青紅光露(のぼりこばなつきしんいりきくさきあおべにこうろ)という花火だと、昇小花付が上昇中の変化、芯入が芯、菊が玉、先青紅が星と変化、光露が消え際の様子を表しています。
昇小花付は上昇中に小さな小花がいくつか開き、芯入が2重丸以上の割物、菊は菊状、先青紅は外側の変化が青紅、光露は消える直前に明るく一瞬輝くという消え方です。
これは、それぞれにかなりの種類があるのですが、花火の名前でネット検索調べるとおそらく見つかるはずなので、ご興味がありましたらぜひ。(グーグル先生任せですみません)
ちなみに、私が花火の名前について少し知ってるのは、笑い飯の哲夫さんが物凄く花火に詳しくて、番組で語っていたのをすごく興味深かったのでなんとなくですが覚えてしまいました。
1年に1回の花火シーズンですが、これも日本ならではの素晴らしい文化のひとつなので、今年の夏も楽しんでいきたいものです。
札幌の花火大会2017
もちろん、札幌でも毎年花火大会が開催されます。楽しみにされている方も多いでしょう。
2017年の札幌の主な花火大会は、北海道真駒内花火大会(2017年7月8日土曜日)、道新・UHB花火大会(2017年7月28日金曜日)、モエレ沼芸術花火(2017年9月9日土曜日)となっています。
7月8日はもう過ぎてしまったので、次は7月28日ということになりますね。
というか、私は7月8日の花火大会は、不覚にも花火の音が鳴ってから気づいたんです。
学生時代の花火大会だと、何日も前から誰を誘おうかと楽しみにしていたイベントだったのですが、なんだか大人になるとドライになるというか、イベントを予定を立ててまで行こうという情熱が無くなってしまったのを少し悲しく思います。良くも悪くも優先順位は変わってしまうものですね。
古本買取
古本買取についても少し。
花火関連の本は、需要がある割に供給が少なく、少し古い本でもお値段が付いている傾向です。新版もなかなか出ないですし価値が落ちにくいのでしょう。
図鑑や事典系だと高価買取品も多く、ぜひお売りいただきたいお品物です。
ご不要な古本や専門書、その他のお品物などがございましたら、査定などからさせていただきますのでぜひお声を掛けてください。
花火に関する専門書一例
タイトル | 著者 |
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? | 大根 仁、岩井 俊二 |
花火 | 冴木 一馬 |
眺望絶佳の打ち上げ花火 | 金武 武 |
花火のふしぎ | 冴木 一馬 |
デジタルカメラ 超・花火撮影術 プロに学ぶ作例・機材・テクニック | 金武 武 |
はなび ドーン (とことこえほん) | カズコ G・ストーン (著), Kazuko G. Stone (原著) |
花火の事典 | 新井 充 |
花火の科学 | 細谷 政夫、細谷 文夫 |
花火の本―線香花火から、仕掛花火のスターマインまで | 冴木 一馬 |