先日買取させていただいた本の中に「励ます力」という本がありました。
この本は今年出たばかりの子育て・コミュニケーション本で、高価買取させていただいたのですが、とても評判が良いですね。
まだ本の内容は拝見していないのですけども、人を励ますのってすごく難しいなと感じていたのでぜひとも読んでみたい本の一冊です。
僕が感じているのが、人を励ますのに「頑張って」という言葉を使うことがすごく多いなということで、これって励ましているのかプレッシャーをかけているのか微妙なニュアンスじゃないですか?
相手に対しての「頑張って」は「応援してるよ」ですが、自分に対しての「頑張る」は「全力を出す」という意味ですよね。
この意味の違いがあるので「頑張って」に対する違和感がどうしても拭えません。
言った側に悪意はないのでしょうけど、「頑張って」と言われると「しっかりやりなさい」という意味にも取れてしまうため、最悪の意味ではダメ出しになってしまいます。これじゃあ励ましたい時、真意が伝わりませんよね。
英語だと、「Good luck」「幸運を」、「You can do it」で「あなたならできる」、「Cheer up」で「元気を出して」とニュアンスを使い分けられるんですが、日本語にすると全部「頑張って」で済んでしまいます。
まあ、日本語でもはっきりと伝えられないこともないんでしょうけど、真っ直ぐに「応援してる」とは気恥ずかしくて言いずらい感じもありますよね。
直接的に伝えるのが苦手な日本人にとって、「頑張って」は曖昧だけど便利な言葉ではあります。
言葉は、使いやすく進化しながら現時点に落ち着いているはずですのでここが今の着地点なんでしょう。
まだ曖昧で難しいところですけどね。
ちなみに、「買取を頑張ります」の意味だと、「買取の業務をしっかりやる」と「買取の査定値段を上げる」の意味があるのでこれまたややこしいですね。
‥が、頑張ります!!(査定も業務も)