新書本を買取させていただきました。
こちらは宗教関連本ですが、タイトルの通り、日本人はなぜ無宗教なのかという方向の内容ですね。
これは個人的にも非常に興味深いテーマです。
今の年末時期なんかは特にそれを感じますよね。
12月24日25日にはチキンとケーキでクリスマスパーティーを盛大を行ない、26日になるとガラリと雰囲気が変わり、年末に向けての準備に切り替わります。
そして、12月31日に大晦日、1月1日から正月です。
この洋から和への切り替えが非常に日本らしいなとも感じますが、宗教的には一体なんなのだという話ですよね。
クリスマスと正月だけではなく、ハロウィンやバレンタインも独特の文化に進化していますし、これは外国の方々から見ると非常に不思議な風習でもあるようです。
日本人は無宗教?
日本人は根本的には仏教が多数派だと思います。お墓も基本的にどこかのお寺に入っているのではないでしょうか。
なので無宗教というのは言い過ぎなのかもしれませんが、文化的にはごちゃ混ぜ感があるのは現実だと思います。
外国の方から見ると、色々とミックスされている独特過ぎる文化かもしれませんが、根本的には仏教で色々な宗教のいいところを取り入れているというのが個人個人の感覚かもしれませんね。
と言っても自分たちが何教なのか、という宗教的なことを考える機会が他の宗教に比べて圧倒的に少ないようにも思います。
キリスト教やイスラム教ではお祈りをする習慣がありますし、それをするのが常識という様に見えます。
仏教でもないことはないのですが、個人個人に任されているというか、強制度は低いのではないでしょうか。
これは、日本人は仏教の事を特別意識しなくても、根本的に根付いているというところが大きいのだと思います。なんとなく染みついていて、日本での常識が仏教的思考だと言うのはよく言われていることです。
仏教はどこまで浸透している?
そんな自然に考えられている仏教的な思考ですが、実際に仏教に関して教わるという機会は少なく、自分から学ばないいとなかなか深い知識を得ることはできません。
例えば、イエス・キリストの誕生日を答えられる方は非常に多いかと思いますが、お釈迦様の誕生日を答えられる方は非常に少数なのではないでしょうか。
これは4月8日の灌仏会(かんぶつえ)なのですが、12月25日クリスマスと比べると規模も知名度も大きな違いがあるのが現実です。
イエス・キリストの逸話や伝説は知っていても、お釈迦様のお話や生涯を知っている方は比べると少ないように思います。
これは現代の話なのかもしれませんけどね。明治や江戸時代以前はもっとしっかりと一般化していたのかもしれません。
情報社会ですから、興味さえ持てばいくらでも調べることはできるんですけどね。
日本では何かの宗教的な思想や、偏った考えをするだけで、お得に若い方は友人関係で浮く傾向もあるのではないでしょうか。なににも興味ないというスタンスの方がかっこいいなどという傾向さえある気がします。
なかなかに難しいですね。この空気を読んで周りに溶け込むという日本独特の文化はいい方にも悪い方にも作用していると思います。
古本買取
古本買取についても少し。
宗教関連の本は専門書となり、高価買取の傾向が強いです。内容も専門的で難しいので人気は低いジャンルですが、価格的には安定していて古いものでも価格が下がりにくいですね。
ご不要な古本などがございましたら査定などからさせていただきますので、ぜひお声を掛けてくださると幸いです。