札幌市中央区にて金融工学に関する古本を買取りさせていただきました。
こちらは、田淵 直也・著「世界一やさしい金融工学の本です」(日本実業出版社・刊)になります。
金融工学というと、なんだか難しいイメージがありますよね。
ごく簡単に説明すると、動きのある金融商品のリスクやリターンなどを、数値にすることで、リスクに対して備えることを目的にしています。
本書では「金融工学は、なんだか難しそう」という部分を、イラストや具体例などを含めて解説されているので、入門書として非常に分かりやすい形になっています。
興味の入り口は?
金融工学は、銀行や保険会社、証券会社などで多く用いられている為、なかなか普段の生活の中では目にすることが少ない分野なのかもしれませんね。
現在は資産運用なども積極的に行う時代になっていることもあり、興味を持ちながらも、具体的に言い換えることが難しい分野であった為、なかなか知識を蓄えにくい部分もありました。
しかし、金融工学をテーマにしたノンフィクションや小説なども多く出てきていることもあり、身近ではなくても興味の入り口は比較的広がっているのかもしれません。
骨太のノンフィクションを書くマイケル・ルイス・著「世紀の空売り」は、映画化されたこともあり、そのジャンルの開拓に一役買った記念すべき作品です。
重要だけど危険も
さて、そんな金融工学ですが、リスクヘッジなどの観点からも非常に重要な分野であることは事実ですが、一方、その危険性も同じく重要視されています。
例えば、先に挙げたマイケル・ルイスの著作では「金融工学を用いた場合の責任は誰がとるのか」ということが重要なテーマにもなっています。
非常に精緻な理論を用いるのですが、理論に理論を重ねる部分が金融工学には一面としてある為、どこまでを誰が分かっているのか、ということはサブプライム・ローン問題の時などにも、注目されました。
しかし、そういう危険性があるからこそ、より知識を蓄える必要性があるのかもしれないと言えますよね。
古本買取
古本の買い取りについても少し。
金融工学の本は、新書からハードカバーまで幅広い版型で出版されており、その中でもお値段がつけやすいのは、やはりハードカバーの書籍になります。
新書や文庫は、元来のお値段が低い為、どうしても査定時の金額がつけにくい部分があります。
また、大学生の方や新社会人の方が読むことも多いですので、比較的春から夏にかけて人気があるという傾向があるでしょう。
もし、ご不要な書籍などありましたら、お気軽にお声がけください。喜んで査定させて頂きます。
買取可能な金融工学関連の古本の一例
タイトル |
出版社 |
金融工学入門 第2版 |
日本経済新聞 出版社 |
増補版 金融・証券のためのブラック・ショールズ微分方程式 |
東京図書 |
道具としての金融工学 |
日本実業出版社 |
儲かる物理 ~人生を変える究極の思考力~ |
技術評論社 |
大学4年間の金融学が10時間でざっと学べる |
KADOKAWA |
フィナンシャルエンジニアリング〔第9版〕 ―デリバティブ取引とリスク管理の総体系 |
きんざい |
ファイナンス理論全史――儲けの法則と相場の本質 |
ダイヤモンド社 |
入門確率過程 |
東京図書 |
金融工学ハンドブック |
朝倉書店 |