古本を買取させていただきました。
こちらは将棋の入門本ですね。まんがで解説している初心者さんにもわかりやすいタイプです。
最近、将棋本の流通が、需要と供給両面で多くなってきたと感じるのですが、これは間違いなく藤井聡太四段の記録的連勝が影響しているのでしょうね。
私は将棋はかじった程度ですが、それでも毎日の藤井聡太四段のニュースを楽しみにしているほどなので、将棋に興味がある方はもちろん、なかった方でも興味を持ってしまうほどの社会現象にもなっていると感じます。
傑物の登場はその業界に衝撃を与えるものですね。
藤井聡太四段は将棋の強さだけじゃなく人柄も魅力
藤井聡太四段は、2002年生まれのプロ棋士で、まだ14歳という若さでありながらの数々の記録で非常に注目されています。
現在、最も注目されているのが、デビュー以来無敗の公式戦29連勝で記録を打ち立て、さらにその記録がどこまで伸びるのかという点でしょう。
そして、デビュー時点でこれだけの活躍ですから、今後の活躍や記録などへの期待も非常に高まるのではないでしょうか。
また、落ち着いた人柄もすごく魅力的だと思うんですよね。14歳であの落ち着いた言動というのは、末恐ろしいどころが、既に達観しているのではないかと感じてしまいます。
私が14歳の時は、ゲームばっかりやっていてぴーぴーぎゃーぎゃーと騒ぎ立てている文字通りの子供でした。同級生にあれだけの落ち着きを持っている人がいたら、すごいなというより真面目な人なのかなという印象を持ったかもしれませんが、今だとその凄さは骨身に染みます。
日々の考えている思考レベルが明らかに違うのでしょうね。一般的な大人の方を凌駕するほどのようにも感じるほどの凄さです。
将棋棋士の年収は?
個人的には、羽生さんの時も大きな将棋ブームが来たように思いますが、今回の藤井聡太四段の社会現象はそれ以上にも感じるほどです。これは再度の将棋ブームが来るかもしれませんね。
将棋は頭脳で戦うので、他の競技種目のアスリートと違って、体力面の必要性が薄く(対局で体力は必要でしょうけど)、体の出来上がっていない学生でも、若くして活躍ができる世界だと思います。
(経験面も大きく左右されるはずなので、デビュー時でこの記録はやはりとんでもないことだと思いますが)
これは、今の子供たちは将棋のプロ棋士ってかっこいいと感じて、目指す方も増えるのではないでしょうか。
というわけで、将棋のプロ棋士の年収を少し調べてみたところ、ほとんどの棋士は年収1000万以下のようです。選手寿命が短いスポーツの世界としては安めに感じるかもしれませんが、将棋の世界は定年でも打てるので少しスポーツ界とは感覚が違うのかもしれませんね。
そして、約10%は対局料や賞金収入で1000万円を超え、新人や収入の少ない棋士で、300〜400万円と言われています。 勝敗が思い切り収入に関係してくるシビアな世界ですね。
ここから、有名になっていくとスポンサー料などが入ってきて、巨額の収入になっていくのでしょう。
(ちなみに、羽生さんで億近い年収と言われています)
3月のライオン
プロ将棋界を描いた漫画は比較的少ないと感じますが、そのリアルを描いているのが「3月のライオン」です。
私も愛読していたのですが(時間がなくて5巻で止まっています。汗)、3月のライオンはかなり深く将棋界やプロ棋士の葛藤を描いていて、将棋やそれを取り巻く世界が好きな方には堪らない漫画です。
この度の藤井聡太四段の社会現象によって、3月のライオンにもまた注目が集まるかもしれませんね。
藤井聡太四段にはこれからも明るい話題を提供してほしいものと思います。
古本買取
古本買取についても少し。
将棋の本は、以前から一定の需要があり、価格が高く維持されていましたが、少し人気は落ち着いている傾向でした。それが最近の人気はものすごく、需要の高まりはかなりのものを感じます。
将棋関連でご不要なお品物がございましたら、買取強化させていただきますので、ぜひお声をかけてくださると幸いです。