札幌市中央区にて古本買取をさせていただきました。
こちらは、時雨沢 恵一・著/黒星 紅白・イラスト「キノの旅 ライトノベル 1-21巻セット」(KADOKAWA)です。
最近は一般書籍等にも人気イラストレーターの表紙、挿絵を用いた書籍が増えましたが、それはやはりライトノベルという出版物自体が、昔ほど違和感無く受け入れられる状況になったことが大きいのかもしれませんね。
今回はそんなライトノベルの買取について書いていきたいと思います。
意味が曖昧なライトノベル
ライトノベルという言葉は広く用いられることが増えてきましたが、じつははっきりとした定義があまり無い小説のジャンルです。
書籍としては、ぱっと見ると「表紙や挿絵がコミックの小説」という形が該当するように見えますが、最近は必ずしもそうとは言えない作品も増えてきました。
他にも特徴としては、「キャラクター中心に作られている」、「読者層は青少年等の若年層を想定している」などがありますが、その定義のままの作品が増える一方で、そういう定義を軽々と外れる作品も同じくらいに増えています。
中々その定義そのものは難しいですが、小説家の森博嗣が自著の中で述べていた「会話が多く読みやすく、絵があってわかりやすい」小説としてのとらえ方が一番分かりやすいかもしれません。
ノベルから文芸へ
そんな定義が曖昧なライトノベルですが、最近では更に一般小説との境界が曖昧な「ライト文芸」という想定の読者層をより広めた作品群が人気です。
90年代から2000年代序盤にライトノベルに触れていた層が高齢化したことに伴い、20代から30代をターゲットにしていることが大きな特徴です。
ライトノベルのレーベルでは取り扱いが中々難しかったテーマや描写が書けることもあり、ライトノベルで執筆していた作者だけではなく、一般小説で活躍していた作家が取り組むことがあり、ライトなのか一般なのかという境界がより曖昧になってきている傾向があります。
古本買取
古本買取についても少し。
ライトノベルとライト文芸のどちらが買取価格が上なのかと言えば、本一冊あたりで見るとライト文芸の方が高くお値付けすることができる傾向にあります。
どちらの小説にも言えることですが、一冊あたりでの買取価格は一般の古本よりもやや低くなる傾向があります。
しかし、どちらの小説にも言えるのは一般の古本とは違い「シリーズでお売り頂く」ということができますので、その場合はお値付けが一般書籍よりもグッと高くなることがあります。
もし、お手元にご不要な本などありましたら、査定からだけでも結構ですので、お気軽にお声がけください。喜んで査定させて頂きます。
買取可能なライトノベル、ライト文芸のシリーズセット一例
タイトル |
出版社 |
ソードアート・オンライン ライトノベル 1-20巻 セット |
KADOKAWA |
西尾維新 物語シリーズセット 1-23巻セット |
講談社 |
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 1-12巻 セット |
小学館 |
伯爵と妖精 文庫 全33巻完結セット |
集英社 |
スレイヤーズ 全15巻完結セット |
富士見書房 |
「マージナル・オペレーション」全5巻セット |
講談社 |
Fate/Zero全6巻セット BOX付 |
講談社 |
冴えない彼女の育てかた 文庫 全13巻セット |
KADOKAWA |
新約 とある魔術の禁書目録 ライトノベル 1-20巻セット |
アスキー・メディアワークス |