
メガドライブのレトロゲームを高価買取してもらいたいと考えている方必見!
本記事では、100万点以上の買取実績をもつ、ゲーム専門の査定士が現在のレトロゲーム市場におけるメガドライブソフトの価値と、特に高額査定が期待できるタイトルを徹底解説します。
近年、セガメガドライブは国内外のコレクターから再評価され、希少なソフトは数万円〜数十万円で取引されることも。箱や説明書の有無、ソフトの状態によって買取価格が大きく変動するため、売却前の正しい知識が重要です。
本記事を読めば、あなたの手元にある「幻の逸品」を見極める目が養え、メガドライブコレクションをお得に売却するためのポイントが熟知できます。
特にプレミアソフトのジャンル別特徴や周辺機器の価値も網羅しているので、眠らせているメガドライブ資産の価値を最大化できるでしょう。
レトロゲーム市場の現状とメガドライブの位置づけ
レトロゲーム市場は近年大きな変化を遂げており、かつて単なる「古いゲーム」と認識されていたものが、今では貴重なコレクションアイテムとして注目を集めています。
特に1988年に発売されたセガのメガドライブは、そのハードウェア性能とソフトラインナップの充実により、今なお高い評価を得ているレトロゲーム機の一つです。
令和時代におけるレトロゲームの価値
令和時代に入り、レトロゲームの価値は大きく変動してきています。コレクターの間では「プレイできるビンテージゲーム」としての価値が再認識され、特に状態の良いものや希少性の高いタイトルは高額取引の対象となっている状況です。
レトロゲーム市場の活況は、単なるノスタルジーだけでなく、ゲーム史における文化的価値の再評価によるものと言えます。
日本経済新聞によれば近年、レトロゲームの取引価格は平均で15〜20%、機種によっては価格が3倍超になるほど上昇しており、特に完品・未開封品については定価の10倍以上の価格高騰が見られる場合もあります。
このようなレトロゲーム市場の活性化には、いくつかの要因があります
- 30〜40代のコレクターによる自分の子ども時代のゲームへの投資
- YouTube等でのレトロゲーム実況コンテンツの人気
- 新型コロナウイルス禍による「巣ごもり需要」の増加
- レトロゲームの芸術的・文化的価値の再評価
- 限定生産だったビンテージゲームの希少性の高まり
特に注目すべきは、レトロゲーム市場における「投資」という側面になります。希少性の高いレトロゲームは年率10%以上の値上がりする品物も少なくなく、資産運用の一環としてレトロゲームを収集する動きも出てきています。
時期 | レトロゲーム市場の主な特徴 | 買取相場の傾向 |
---|---|---|
平成初期〜中期 | 旧世代機として低価格で取引 | 数百円〜数千円程度 |
平成後期 | コレクターズアイテム化の始まり | 希少タイトルが数万円台に |
令和初期(現在) | 文化的資産・投資対象としての確立 | レアタイトルは数十万円を超えることも |
このような市場環境の中で、メガドライブソフトは特に海外コレクターからの需要も高く、国際的な価値を持つタイトルが多いことが特徴と言えます。
メガドライブソフトが再評価される理由
メガドライブは、その独特のハードウェア仕様と多彩なソフトラインナップにより、現代において特別な評価を受けています。16ビット機の中でも、そのアーケード品質のグラフィックとサウンドは今日でも多くのゲームファンを魅了し、コレクションとしての価値を高めているのです。
メガドライブソフトが再評価される主な理由としては以下が挙げられます
技術的な先進性
メガドライブは当時としては非常に高性能なハードウェアを搭載していました。68000プロセッサ搭載による高速処理能力と、Z80サブプロセッサによる優れたサウンド機能は、家庭用ゲーム機としては画期的なものでした。そのため、アーケードゲームの移植クオリティが高く、技術的観点からも評価されています。
独自の開発文化
セガは開発者に対して比較的自由な環境を提供していたことから、実験的かつ革新的なタイトルが多く生まれました。メガドライブ向けに開発された独創的なゲームデザインは、現代のインディーゲーム開発にも大きな影響を与えているとされています。
国際的な評価の高さ
メガドライブ(海外ではGenesisとして知られる)は、特に北米市場で大きな成功を収めました。そのため、国内だけでなく海外コレクターからの需要も高く、国際的な取引市場が形成されています。特に日本では発売されなかった海外専用タイトルや、逆に海外未発売の日本限定タイトルは、その希少性から高値で取引されることがあります。
周辺機器との連携性
メガドライブは「メガCD」や「32X」などの拡張ハードウェアと連携することで、機能拡張が可能でした。これらの周辺機器対応ソフトは生産数が限られていたことから、現在では特に希少価値が高まっています。特にメガCDソフトの「慶応遊撃隊」や「サージカルストライク」などは高額取引の対象となっています。
メガドライブの特徴 | 現代的評価 | 買取価格への影響 |
---|---|---|
16ビット高性能ハードウェア | 当時のアーケード品質を家庭で実現 | 技術的に優れたタイトルほど高評価 |
豊富な独占タイトル | 他機種では体験できないゲーム性 | 独占タイトルは特に高値傾向 |
拡張性(メガCD、32X等) | 多様なゲーム表現の可能性 | 拡張ハード対応ソフトは希少価値が高い |
国際展開(Genesis) | グローバルな評価と需要 | 海外版との価格差が大きいタイトルも |
統計によると、メガドライブソフトの中でも特に「スノーブラザーズ」や「エリミネートダウン」などの希少タイトルは、発売当時の定価の10倍以上の価格で取引されることもあります。また、箱や説明書が完備された完品はさらに高値となり、コレクターにとって大きな価値を持っています。
また、メガドライブは「ドラゴンボールZ」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズなど、現代でも続く人気ソフトの原点となるタイトルを多数有しており、ゲーム史的な観点からも重要なプラットフォームとして認識されています。このようなIP(知的財産)の価値の高まりも、メガドライブソフトの再評価につながっています。
メガドライブソフト買取で重視されるポイント
メガドライブのゲームソフトを高価買取してもらうためには、買取業者が重視するポイントを理解しておくことが重要です。単に「古いゲームだから価値がある」というわけではなく、特定の条件を満たすことで買取価格が大きく変わってきます。
コレクター視点での価値基準
メガドライブソフトの買取価格を左右する最大の要因は、コレクターが求める価値基準です。特に「そのゲーム機とソフトがないとプレイできない」という希少性が第一の価値基準となります。近年ではエミュレーターやダウンロード販売など、様々な形で旧作ゲームがプレイできるようになっていますが、オリジナルのカートリッジでしか味わえない魅力があります。
コレクターが特に価値を見出すポイントには以下のようなものがあります:
- 発売本数が少なかった希少タイトル
- 人気シリーズの隠れた名作
- セガ公式から発売された正規タイトル
- 日本国内でのみ発売されたタイトル(または逆に海外限定タイトル)
- 当時の開発会社が現存しないタイトル
- コアなファン層を持つジャンルのタイトル(シューティングゲームなど)
特に希少価値の高いメガドライブソフトのコレクターズアイテムは、状態が良ければ数万円~10万円以上の価格がつくことも珍しくありません。
価値カテゴリー | 特徴 | 買取価格の目安(完品の場合) |
---|---|---|
超希少タイトル | 生産数が極めて少ない、販売期間が短かった | 5万円~20万円 |
高人気タイトル | 現在も高い評価を受け続けている名作 | 1万円~5万円 |
コアファン向けタイトル | マニアックなジャンルの中での評価が高い | 5千円~2万円 |
一般的なタイトル | 当時は一般的に流通していたソフト | 500円~3千円 |
プレイ可能な状態を維持するコツ
メガドライブソフトの価値を維持するうえで、プレイ可能な状態を保つことは非常に重要です。カートリッジの動作不良は買取価格を大幅に下げる要因となり、場合によっては買取不可となることもあります。
メガドライブソフトのプレイ可能状態維持のポイントは以下の通りです:
カートリッジの接点保護
メガドライブソフトのカートリッジ底部には金属接点があり、ここが酸化・汚れると動作不良の原因となります。定期的に専用のクリーニング剤で清掃することが望ましいですが、素人による強引な清掃はかえって接点を傷つける恐れがあるため注意が必要です。
適切な保管方法
カートリッジを傷めずに保護するためには、以下のような環境で保管するのが理想的です
- 直射日光を避ける
- 湿気の少ない場所で保管する
- 温度変化の少ない場所で保管する
- 専用ケースやジップロックなどに入れて埃から守る
- 立てて保管し、重ねて圧力をかけない
バックアップバッテリーの問題
メガドライブソフトの中にはセーブデータを保持するためにバッテリーを内蔵しているものがあります。「シャイニング・フォース」や「ファンタシースターII」などのRPGタイトルがその代表例です。これらのソフトは、バッテリーが切れるとセーブ機能が使えなくなりますが、専門店ではバッテリー交換サービスを行っているところもあり、交換済みのソフトは買取価格が上がる傾向にあります。
箱・説明書の保存状態と価格の関係
メガドライブソフトの買取において、箱や説明書などの付属品の有無と状態は、価格を大きく左右する重要な要素です。コレクターは単にゲームをプレイするだけでなく、当時の状態をそのまま保存・展示したいという欲求が強いため、オリジナルの状態に近いほど価値が高まります。
完品と箱無しの価格差
業界では「完品」と呼ばれる、箱・説明書・カートリッジがすべて揃った状態のソフトは、カートリッジのみの「箱無し」状態と比較して、買取価格が2倍から数十倍以上になることも珍しくありません。特に希少タイトルほどこの価格差は顕著になります。
メガドライブソフトの状態別買取価格の一例は以下のようになっています
タイトル名 | 完品ほぼ新品(箱・説明書付き) | 箱説無し(カートリッジのみ) | 価格差 |
---|---|---|---|
エリミネートダウン | 約125,000円 | 約5,000円~10,000円 | 約25倍 |
チャックロックII | 約88,000円 | 約5,000円~10,000円 | 約17倍 |
コミックスゾーン | 約100,000円 | 約5,000円~10,000円 | 約20倍 |
バトルマニア大吟醸 | 約90,000円 | 約10,000円~15,000円 | 約9倍 |
箱・説明書の状態チェックポイント
買取時に特に厳しくチェックされる箱・説明書の状態ポイントは以下の通りです:
- 箱の角つぶれや破れの有無
- 日焼けや変色の程度
- 水濡れやカビの痕跡
- 説明書のページ欠損や書き込み
- オリジナルの帯や販促シールの有無
- 店舗シールの貼り付け跡
- 箱のたわみや歪み
特に、当時のセガの紙パッケージは経年劣化しやすく、完全な状態で保存されているものは非常に少ないため、状態の良い箱付きソフトほど価値が跳ね上がります。
また、初回特典や限定版に付属していたアイテム(ポスターやサウンドトラックCDなど)が保存されている場合は、さらに価値が上がることになります。例えば「シャイニング・フォース」の特典マップや「獣王記」の特典ステッカーなどが完品として残っていれば、買取価格が通常より20%程度上乗せされるケースもあります。
メガドライブソフトを売却する際は、これらのポイントを意識して保管・整理しておくことで、より高価買取につなげることができるでしょう。不要になったゲームも、適切に保管されていれば思わぬ高額査定となる可能性があります。
偽物も溢れているので要確認
レトロゲームの価格高騰をうけ、2010年頃からコピー品が製造されはじめ、数年たった後から日本国内にも流入し始めています。
基盤の種類やカートリッジシールの質が違っていたり、裏面の表記日本語に違和感、SEGA刻印が無かったりと、査定士であれば見た目でハッキリ分かる作りですが、譲り受けた等の理由で偽物と知らず、そのまま保管されている方もいらっしゃるかもしれません。
自分の品は大丈夫かな?と思ったらお気軽にご相談くださいませ。
ジャンル別!高価買取が期待できるメガドライブソフト
メガドライブは1990年代を代表するゲーム機として、現在もコレクターやレトロゲームファンから高い支持を得ています。ここではジャンル別に高価買取が期待できるソフトをピックアップし、その市場価値と特徴を解説します。
メガドライブソフトの買取価格は年々上昇傾向にありますが、特に完品(箱・説明書・ハガキなどの付属品が揃った状態)であれば、さらに高価買取が期待できます。
希少性の高いアクションゲーム
メガドライブといえばアクションゲームの名機。中でも発行部数が少なかったり、後にシリーズ化した初期作品などは特に価値が高いとされています。
タイトル | 発売元 | 特徴 | 買取相場(完品) |
---|---|---|---|
ムーンウォーカー | セガ | マイケル・ジャクソン主演の同名映画を基にしたアクション | 2,300円〜10,000円 |
アリシアドラグーン | セガ | ゲームアーツのオリジナルアクションシューティング | 4,500円〜19,000円 |
レンタヒーロー | セガ | 後のセガサターン版の元になった作品 | 300円〜3,400円 |
ダイナマイトヘッディー | セガ | トレジャー開発の人気アクション | 400円〜5,600円 |
エイリアンソルジャー | トレジャー | トレジャー開発の横スクロールアクション | 5,300円〜45,000円 |
特に「ベアナックル2」(北米版タイトル:Streets of Rage 2)は、メガドライブを代表する人気アクションゲームとして高い評価を受けています。完品の状態であれば600円から3,000円程度の買取価格が期待できます。
近年はアクションゲームの中でも特にトレジャー開発タイトルの価値が上昇しており、コレクターからの需要が高まっています。
プレミア価格がつくアクションゲームの特徴
希少性の高いアクションゲームには以下の共通点があります:
- 発売本数が限られていた
- 当時の評価は高くなくても後年再評価された
- 独自の世界観やゲームシステムを持つ
- 海外での人気が高い
特に「46億年物語」(ゲームプランにじゅういち)のような日本独自の進化型アクションRPGは、国内外のコレクターから高い評価を受けており、完品であれば10,000円以上の買取も期待できます。
コアファンに人気のRPG作品
メガドライブはアクションゲームが主流でしたが、その中でも少数派だったRPGタイトルは、今日では特に希少価値が高くなっています。
タイトル | 発売元 | 特徴 |
---|---|---|
シャイニング・フォース | セガ | シミュレーションRPGの名作 |
ファンタシースター II 還らざる時の終わりに | セガ | SF世界観の本格RPG |
ランドストーカー 〜皇帝の財宝〜 | セガ | 立体的なダンジョンが特徴の3D風アクションRPG |
ワンダラーズ from YS | 日本ファルコム | YSシリーズの外伝的作品 |
特にアトラス開発のRPGは根強いファンが多く、「魔神転生2 スパイラルネメシス」は近年の買取価格が大幅に上昇しています。
RPGソフトの価値を左右する要素
メガドライブのRPGが高価買取される理由としては:
- メガドライブでは数が少なかったジャンル
- プレイ時間が長く、電池切れで保存データが消えていない状態が重要
- 現在人気のシリーズの初期作品が多い
- 独自の世界観やストーリー性が評価されている
「魔神転生2」のようなソフトは特に内蔵電池の状態が重要です。セーブデータが残せる状態であれば買取価格が上がる傾向にあります。また、説明書や付属の地図などが揃っているかも重要なポイントです。
海外でも評価の高い格闘ゲーム
1990年代は格闘ゲームブームの時代でした。特にメガドライブの格闘ゲームは海外コレクターからも人気が高く、グローバルな需要があります。
タイトル | 発売元 | 特徴 |
---|---|---|
バーチャファイター2 | セガ | 当時としては驚異的な3D格闘ゲームのMD移植版 |
ストリートファイターII’ | カプコン | 格闘ゲームブームの火付け役 |
餓狼伝説2 | SNK | SNKの人気格闘ゲームのMD移植版 |
サムライスピリッツ | SNK | 武器格闘アクションの名作 |
エターナルチャンピオンズ | セガ | セガオリジナルの格闘ゲーム |
格闘ゲームはアーケードでの人気作の移植版が多く、原作に忠実な移植度の高さが評価されるタイトルほど価値が高い傾向にあります。
格闘ゲームコレクションの特徴
格闘ゲームが高価買取される条件として:
- アーケード版との移植度の高さ
- メガドライブ独自の追加要素の有無
- 海外でのeスポーツ人気による再評価
- コントローラーに傷みが少ないこと(格闘ゲームは特にコントローラーを酷使するため)
「サムライスピリッツ天草降臨」などのNEOGEO移植タイトルも人気が高く、コレクターからの需要が安定しています。また、バットマンフォーエヴァー(アクレイムジャパン)のような映画やキャラクターとのタイアップ作品も希少性が高いものが多いです。
シューティングゲームの隠れた名作
メガドライブはシューティングゲームの名作も多く、そのグラフィックや音楽、ゲーム性はコアなファンに高く評価されています。
タイトル | 発売元 | 特徴 |
---|---|---|
サンダーフォースIV | テクノソフト | メガドライブを代表する横スクロールシューティング |
ウィンズ オブ サンダー | ハドソン | 縦スクロールシューティングの名作 |
ライザンバー3 | メサイヤ | 独特の世界観を持つ横スクロールシューティング |
MUSHA | セイブ開発/コンパイル | 和風メカデザインの縦スクロールシューティング |
グレイランサー | メサイヤ | 横スクロールシューティングの隠れた名作 |
特に「グレイランサー」や「MUSHA」などのシューティングゲームは海外のコレクターからも高い評価を受けており、国際的な需要で価格が高騰しています。
プレミアシューティングの特徴
高額買取されるシューティングゲームの特徴:
- 独自の武器システムや機体カスタマイズ
- 当時のハード性能を最大限に活かしたグラフィック
- メガドライブならではのFM音源を活かした音楽
- 初回生産限定や特典付きの特別版
「ザ・ファイヤーメン」(ヒューマン)のようなシューティング要素を取り入れた異色のアクションゲームも近年再評価されて買取価格が上昇しています。
ユニークなシミュレーションゲーム
メガドライブにはユニークなシミュレーションゲームも多く、マニアックなファンに支持されています。
「魔導物語」(コンパイル)のようなパズルとRPG要素を合わせた作品や、「ジェネラル カオス」(エレクトロニック・アーツ)のようなリアルタイムストラテジーゲームも、独自のゲーム性で現代でも高く評価されているタイトルです。
メガドライブは、今でこそレトロゲームと呼ばれていますが、令和の時代に入った現在でも、その価値は年々上昇しています。特にコレクションとしての価値が再認識され、綺麗な状態で保存されているソフトは今後も価値が上がる可能性があります。
ゲーム買取のプロとしての経験から言えることは、箱や説明書などの付属品が揃っている「完品」の状態で保管されているソフトは、ソフトのみの状態と比較して2〜3倍の買取価格になるケースも少なくありません。大切に保管されていたソフトは、思わぬ高価買取に繋がるかもしれません。
メガドライブ周辺機器と関連ハードの買取情報
メガドライブの魅力は本体だけでなく、多彩な周辺機器と拡張ハードウェアにもあります。これらの関連機器は現在、コレクターの間で高い需要があり、状態の良いものは驚くほどの高価買取が期待できます。ここではメガドライブの代表的な拡張ハードと周辺機器の買取相場について詳しく解説します。
メガCDとソフトの買取相場
メガCDは1991年に発売されたメガドライブの拡張機器で、CD-ROMを使用したゲームの再生を可能にしました。当時は画期的だったフルモーションビデオや高品質な音楽を楽しめる点が特徴でした。現在、このメガCDは稼働品であれば高額買取の対象となっています。
メガCD型番 | コンディション | 買取相場(完品美品) |
---|---|---|
メガCD(初代型・HAA-2510) | 美品・箱説付き | 30,000~39,000円 |
メガCD2(HAA-2502) | 美品・箱説付き | 20,000~24,000円 |
MCD メガCDカラオケ | 美品・箱説付き | 30,000〜68,000円 |
メガCDのソフトについては、特に希少性の高いタイトルが高価買取の対象となります。RPGやアドベンチャーゲームの完品(箱・説明書・特典完備の状態)は特に人気が高く、保存状態が良好であればさらに価値が上がります。
高価買取が期待できるメガCDソフト
以下のタイトルは特に買取価格が高くなる傾向があります:
- スナッチャー(コナミ)
- シルフィード(ゲームアーツ)
- ルナ エターナルブルー(ゲームアーツ)
- ソニックCD(セガ)
- 夢見師(セガ)
メガCD用ソフトは全世界で約200タイトルが発売されましたが、日本国内では約140タイトルほどとなっています。これらの希少性も価格に影響しています。
メガCDの買取時に重視されるポイント
メガCDは機械部品が多いため、以下の点が買取査定で重視されます:
- ディスクの読み込み能力(レーザーピックアップの状態)
- モーター駆動の安定性
- 本体の外観(傷や汚れ、変色の有無)
- 付属品の有無(ACアダプター、接続ケーブルなど)
- 箱と説明書の保存状態
特にレーザーピックアップの状態は経年劣化しやすい部分であり、正常に動作するメガCDは年々希少になっているため、動作確認済みの個体は高価買取が期待できます。
32X関連商品の価値
32X(スーパー32X)は1994年に発売されたメガドライブの拡張ユニットで、より高度な3Dグラフィックスを実現するために開発されました。短命に終わったハードウェアですが、現在ではその希少性から高いコレクター価値を持っています。
32X関連商品 | コンディション | 買取相場(円) |
---|---|---|
スーパー32X本体(HST-3220) | 美品・箱説付き | 15,000〜25,000 |
スーパー32X対応ソフト | 美品・箱説付き | 3,000〜15,000 |
メガドライブ+メガCD+32X接続セット | 美品・動作確認済み | 35,000〜50,000 |
32Xは日本国内では「スーパー32X」として発売され、ソフトの発売数も限られていたため、完品の状態で残っているものは特に希少価値が高く、コレクターからの需要も高まっています。
希少価値の高い32Xソフト
32X用ソフトは全世界でも40タイトル程度しか発売されておらず、日本国内ではさらに少ない数しか流通していません。以下は特に価値の高いタイトルです:
- バーチャレーシング デラックス(セガ)- 美品・完品で8,000〜12,000円
- スターウォーズ アーケード(セガ)- 美品・完品で6,000〜10,000円
- アフターバーナーコンプリート(セガ)- 美品・完品で5,000〜9,000円
- メタルヘッド(セガ)- 美品・完品で7,000〜12,000円
32Xソフトは年々入手困難になっており、未開封品であれば上記価格の1.5〜2倍の価値がつくこともあります。
32Xの買取査定ポイント
32Xの買取査定では以下の点が重要視されます:
- 本体の動作確認(映像出力や音声出力が正常か)
- 筐体の状態(割れや欠けがないか)
- 端子部分の腐食や損傷がないか
- 専用ケーブル類の有無と状態
- 箱や説明書、内部緩衝材などの付属品の有無
その他のメガドライブ周辺機器の買取価値
メガドライブには様々な周辺機器が発売されており、これらも状態の良いものは高価買取の対象となります。
コントローラー類
周辺機器名 | 特徴 | 買取相場(円) |
---|---|---|
6ボタンパッド | 格闘ゲーム対応の標準コントローラー | 2,000〜4,000 |
アーケードパワースティック | アーケード風操作感の大型コントローラー | 5,000〜10,000 |
メガマウス | シミュレーションゲーム用マウス | 3,000〜6,000 |
セガタップ(マルチタップ) | 最大4人同時プレイ用アダプター | 3,000〜5,000 |
特に純正の周辺機器で箱や説明書が揃っている完品は、単体で見れば安価でも、セット売りの際に全体の価値を大きく引き上げる要素となります。
その他のレアな周辺機器
- メガドライブカラオケ – 8,000〜15,000円
- セガチャンネル用カートリッジ – 10,000〜20,000円
- メガネット用モデム – 10,000〜20,000円
- テラドライブ(メガドライブ機能内蔵PC) – 50,000〜100,000円以上
これらの希少な周辺機器は、一般的なリサイクルショップではなく、ゲーム専門の買取業者に査定を依頼することで、適正な価格での買取が期待できます。
海外版メガドライブ(Genesis)関連商品
日本のメガドライブは北米では「Genesis」として販売されていました。これらの海外版ハードやソフトも、日本国内での買取対象となっています:
- Sega Genesis本体(北米版) – 5,000〜10,000円
- Sega Mega Drive(欧州版) – 6,000〜12,000円
- 海外専用タイトル(日本未発売ソフト) – タイトルにより1,000〜20,000円
日本で参照した例のように「バットマンフォーエヴァー」(アクレイムジャパン)や「バトルトード」(セガゲームス)などの海外でも人気のあったタイトルは、国内版・海外版問わず買取需要があります。
メガドライブ周辺機器の買取を検討される際は、なるべく箱や説明書、接続ケーブルなどの付属品をセットで揃えておくことで、単品での査定よりも高額買取が期待できます。また、事前にクリーニングを行い、動作確認をしておくことも大切です。フリマアプリやオークションの相場と比較しながら、専門店での査定を受けることをおすすめします。
まとめ
メガドライブのレトロゲーム市場は近年、コレクターの増加と希少性の高まりにより活況を呈しています。
特に「シャイニング・フォース」や「ファンタシースター」などのRPG、「 ツインクル テール 」などの希少アクションゲーム、「ベア・ナックルIII」といった格闘ゲームは高価買取が期待できます。
買取価格を左右する最大の要因は、ソフトの保存状態と付属品の有無です。箱や説明書が揃った完品であれば、単品の数倍の価値になることも珍しくありません。
また、メガCDや32X関連商品も希少性が高く、特にメガCDの「スナッチャー」などは市場でも価格が高騰していますね。
レトロゲームを売却する際は複数の専門店で査定を受け、状態を良く保ち、可能な限り付属品を揃えることで、最良の買取価格を実現できるでしょう。