古本単行本を買取させていただきました。
こちらは小説の書き方で、10年以上前のものですがいまだに人気の書籍です。
小説そのものではなく、小説の書き方ということで、読者ではなく作家さん向けの本となっていますね。
これ、実は私も10年ほど前に読んでいて、色々とためになることがありました。
小説を書くつもりはないのですが、小説の構図というか、作家さんの視点に立って読むことでまた別の小説の楽しさが見えてくるのではないのかなという意図からです。
作り手の意図を読めることによって、やはり小説の見え方も違ってきてより深く楽しめるようになったので小説好きの方はぜひ一度こちら方面の本も読んでみるのもいいかもしれません。
小説の書き方
とまあ、小説をより楽しむために小説の書き方を読んでみたわけですが、小説の書き方を知るとそれなりに自分でも作品を作り出してみたくなる部分も正直出てきちゃいました。
まあ知ったところで一筋縄ではいかないんですけどね。
小説の書き方としては、全体のストーリー構成をメインとして、構成や展開を考えてプロットを練るわけですが、まあこれが設計図を作るような作業なわけです。
ストーリーや展開という骨組みはしっかりしていないとダメなのはもちろん、描写という肉付けや、キャラクター像といった部分にまで魅力がなければ優れた作品とはなりません。
才能はもちろん、自信の人生経験もはっきりと出ますし、表現力というアウトプットが非常に重要となってきます。そしておそらく多少の運も必要というのも現実でしょう。
優れた作品も埋もれる
作品が完成したら応募しなければなりませんが、賞は数多くありますし、優れた作品が必ずしも評価されるとは限らない印象です。
いや、受賞するには優れた作品じゃないとダメなんですけどね。優れた作品=受賞できるというわけでもない気がします。時流やタイミングや他作品との兼ね合いもあるでしょう。
それでもまずは優れたものを作り出さなければならないんですけどね。一度認められると2作からの認められやすさは間違いなはずです。
ライトノベル
近年では、純文学や大衆小説に加えて「ライトノベル」という読みやすいカテゴリーが誕生しました。そしてこれが若年層を中心に人気なんですね。
これまでの小説は描写や文章の美しさや芸術性を主に見てきた感がありますが、ライトノベルは漫画形式のような会話メインで成り立っている小説です。
日本は漫画大国ですから、このライトノベルの誕生に必然性もあったでしょうし、需要も間違いなく大きく、ライトノベル発の漫画やアニメ化も数多いです。
おそらく、小説を作るハードルもライトノベルの方が低めで、小説家としての入り口の役割も果たすものと思われます。これからもどんどんと良い作品を生み出していってもらえると読む側としてもありがたいものですね。
古本買取
古本買取についても少し。
小説そのものの買い取り価格は古くなると早めに下がりやすい傾向です。流通量が他単行本と比べると多めなのでこれはしょうがないですね。
小説ノウハウについては需要の割に流通量が少なめなので、こちらは古いものでも価値があることが多いです。
ご不要な古本などがございましたら、査定などからさせていただきますのでぜひお声をかけてください。