
漫画を買取させていただきました。
こちらはヤングジャンプで連載中の人気漫画のキングダムですね。テレビでファン番組まで放映されたのでかなり一般に浸透していると思います。
私もそこをきっかけに読み始めてハマったクチなのですが。
キングダムの歴史背景
まず、キングダムは秦の始皇帝が中華統一を果たす物語です。
一般的には秦の始皇帝といえば万里の長城などの偉業の他に、残虐性などもクローズアップされていて、なかなかに謎の多い人物でもあります。
まあ2500年近く以前の話なのですし、その後に色々な王朝を経ている中国の歴史ですからどこまで正確性があるのかもわかりませんし、ストーリー性も加わっている部分もあるのかもしれませんね。
ちなみにキングダムは、ゲームや物語の題材にされやすい三国志よりも500年ほど以前の話です。秦の始皇帝→項羽と劉邦→三国志というのがおおよその流れです。
日本では縄文時代から弥生時代といった辺りなので、歴史の深さの違いを感じてしまいますね。
キングダムの面白さ
キングダムの面白さについてですが、これは「アツい!」ということに尽きると思います。
歴史史実ものとして見るのもいいかもしれませんが、歴史ベースでの王道バトルものとして捉えるのがおすすめで、バトル漫画などが好きな人に合っている作品かなと思います。
横山光輝三国志や史記、蒼天航路などのように考えるとちょっと違う違和感かもしれません。
基本的には主人公の信の出世物語というように楽しむのがおすすめです。
バトル描写は無双感にちょいちょいツッコミどころもありますが、まあそこはバトル物として考えるとよくある展開でしょう。信に武功を取らせるためにしょうがないのでしょうけど。
あとは、ダブル主人公と言ってもいい始皇帝「嬴政」の政争パートは現実味があり、こちらは大人用漫画の楽しさがあります。
この、信のバトルパートと、嬴政の大人パートという2つのミックスが素晴らしいんですね。
展開が遅い
そんな面白さに溢れるキングダムですが、描写がクドかったり、展開が遅すぎたりというのはマイナス点かなとも思います。
これは賛否両論ですが、長く作品を楽しめるという風に考えるとこれはこれでアリだと思います。
おおまかな歴史展開はわかっているのでこのままだと100巻以上になってしまいそうですけどね。人生のような時間と一緒に歩む作品になるのかもしれません。
古本買取
古本買取についても少し。
キングダムは流通量が多いわりに買取価格は高めで安定している傾向です。流通量を人気が上回っている珍しい例ですね。
買取価格としては単品よりも全巻揃っている方が高めなので、できれば揃えて売っていただけると嬉しいお品物です。
ご不要な古本などがございましたら、査定などからさせていただきますのでぜひお声をかけてください。