古本を買取させていただきました。
こちらは万引きの文化史です。
万引きGメンや万引きを防ぐ方法などの本はありますが、文化史というのは非常に珍しいですね。
万引きは他の犯罪に比べて非常に身近で、罪の意識が比較的低く、年齢層も低いうちから行われてしまう犯罪だと思います。
万引きというと犯罪感が薄れる響きですが、実際は店頭窃盗ですからね。万引きという名前が少し良くないような気もしてしまいます。
デジタル万引き
デジタル万引きは、店頭に販売されている書籍をスマホで撮影して、データとして持ち帰ってしまうというものです。
書籍自体が盗まれるわけではないので店側に直接の損害はないのですが、書籍の内容を撮ってしまうことによって書籍が売れなくなるというデメリットです。
スマホの普及したデジタル社会ならではですね。
ただこれは、情報を盗んだだけであって実物を盗んではいないので、法的には万引き・窃盗には当たらず、法的に取り締まることはできないのが現実です。
今後はこの辺りの法整備も進んでいくのかもしれませんけどね。
書き写すのはいい?結局はマナー
スマホで写すのは法的に問題がないとすると、メモ書きで書籍の情報を書くのも違法性はないということになります。これはまあなんとなくわかりますね。
メモ書きなんて自由だし、これをするかしないかはマナーの範囲ということになると思います。立ち読みと同じ感じでしょう。
お店側がご遠慮くださいとしてるのに、従えない場合は退店もやむを得ないと思います。これは営業妨害的な法的云々もありますがマナーですよね。
しかし、お店側があまり強硬な手段に出られないのも現実だと思います。
日本ってお客側の権限が強すぎると思いませんか?
お店側は絶対に間違えてはいけない、少しでも間違いがあると徹底的に謝罪をさせられる、もしくはそれが因縁に近いものだとしてもお店側はへりくだるしかないという状況は度々社会問題にもなっているほどです。
このサービスの素晴らしさは日本の非常に優れている文化でもあると思うのですが、これを悪用する人がいるのも現実ですね。
だからと言ってこれを法的に線引きするのは難しく、結局はお互いの意識やマナーの問題となってしまうので非常に難しいところでもあるのですが。
ちなみに当店に関しましては、お客様に非常に恵まれていて、いつも気持ちの良いお取引をさせていただいています。ありがたい限りですね。
古本買取
古本買取についても少し。
犯罪関連の本は数少ないですが、専門書となり中古市場でも価値が高い傾向です。特にジャンルを絞った犯罪系の本は人気です。
ご不要な古本などがございましたら査定などさせていただきますので、ぜひお声を掛けてくださると幸いです。