名字と家紋に関する雑誌を買取させていただきました。
こちらは半年ほど前に発行された雑誌ですが、昨今の戦国時代人気と相まって、まだまだ人気ジャンルの本です。
自分の名字って当たり前のように使っていますが、これは先祖代々使ってきたものを受け継いでいるわけで、歴史を辿ってみると意外な事実などがあるかもしれませんね。
名字の歴史
それぞれの名字には歴史だったり由来があります。
日本で一番多い「佐藤」だと、「藤原氏を補佐する」という由来のように、なにかしらの意味合いを持っていることが多いです。
江戸時代までは庶民には名字がなく、明治維新辺りからその地域性によって名字を名乗り始めたという感じですね。(実際には江戸時代にも名字はあったようですが、公には登録されていなかったようです。)
山田だと、そのまま山や田に関係性の深い土地柄だったりというように、その環境に合った名字というのが多かったようです。
逆に山田さんが住んでいたから山田という土地名になったというパターンもありますね。
これは大名や武将クラスの場合が多いですが、名家に由来のある土地ではこういった名前も非常に多いと思います。北海道は歴史が浅いので少な目ですけどね。本州などではかなり多いと感じました。
珍しい名字
読み方が難しい名字もたくさんありますね。ちょっとクイズ的に書いてみたいと思いますが、これが全部わかる方はかなりすごいと思います。
1・小鳥遊
2・月見里
3・九
4・春夏冬
5・南足
【答え】
1・たかなし(小鳥が遊べるぐらい鷹がいない)
2・やまなし(月が良く見えるので)
3・いちじく(九が一字なので)
4・あきない(秋だけないので)
5・きたまくら(南に足が向いているので)
由来をみるとなるほどとなりますが、最初にこれらの名字を付けた方々はなかなかの視点ですね。
名字と苗字の違い
名字について書いていたら名字と苗字のパソコン変換がぐちゃぐちゃになってしまうんですよね。これの違いってなんなのでしょう?
というワケで調べてみたのですが、明確な違いはないというのが答えでした。
名字が一般的だけど、苗字も使われていたというぐらいのようです。一応、由来的には「苗裔(びょうえい)」という子孫を表す言葉からですね。
うーん、すっきりしたような、しないような。。まあ、違いがないということでどちらも間違いではないということですね。
古本買取
買取についても少し。
名字に関するものは歴史に関するものも多く、家紋系が絡んでくると専門的な内容となり、高買取品が多くなってきます。事典系だと特にですね。
これらはあまり新刊が出なく、古いものでも価値があることが多いのも特徴的です。
ご不要になられた古本などがございましたら、査定などさせていただきますので、ぜひお声を掛けてくださると幸いです。