今話題の芥川賞受賞作品「推し、燃ゆ」を買取しました
札幌市白石区のお客様より小説「推し、燃ゆ」を出張買取いたしました。
現役大学生の受賞作となり、ニュースでも大きく取り上げられていました。
話題品で発売より間もない作品の為、買取保証本として800円の買取となりました。
タイトルだけを聞くと歴史小説かな。などと思ってしまいそうですが、時代はまさに現代をテーマにした小説です。
現在話題作ということで高価買取中ですが、小説全般は中古相場の低下が非常に速いジャンルです。
一度読んだ小説はもう読まないという方は、このタイミングで買取に出してみるのはいかがでしょうか。
商品紹介
逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。
アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。
デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。河出書房新社HPより抜粋
発売こそ昨年10月ですが話題になったこれから読む方が多くいる本だと思いますので、ネタバレにならないようご紹介させていただきます。
タイトルにある普段あまり聞きなれない「推し」という言葉、「推薦」や「推挙」と意味が近いでしょうか。
元々はアイドルファンの間で交わす言葉、一押しメンバー(一押しも最近では一推しの表記が増えているそうです。)から来ているようです。「一押しメンバー」⇒「推しメン」⇒「推し」
アイドルの「推し活」をしている主人公の「あかり」のお話です。
現代の若者文化の一端や、最近取り上げられることの多い発達障害などについて考えてみたい方にはおすすめの一冊です。
芥川賞の歴代受賞者
正式名称は芥川龍之介賞で上期と下期の年2回受賞作が決まります。
対象となるのは純文学の短編から中編小説作品で無名または新人作家に贈られる賞となっています。
今回受賞の宇佐美りんさんは、現役大学生の21歳ということで若さが大きく報道された感がありますね。
歴代の受賞者の年齢では
- 綿矢りさ 「蹴りたい背中」で受賞 19歳11か月
- 金原ひとみ 「蛇にピアス」で受賞 20歳5か月
- 宇佐美りん 「推し、燃ゆ」で受賞 21歳8か月
- 丸山健二 「夏の流れ」で受賞 23歳0か月
- 石原慎太郎 「太陽の季節」で受賞 23歳3か月
となっており歴代3番目の若さでの受賞となっています。
今回の芥川賞は2020年下期に発売された本を対象として2021年上期の芥川賞となりました。
昨今はコロナ禍で読書をする方も多いかもしれません。
2021年の上期発売作品が2021年下期の芥川賞となります。次期芥川賞を予想しながら読書してみるなんていかがでしょうか。
商品情報
発売日:2020/09/10
単行本:144ページ
ISBN-10 : 4309029167
ISBN-13 : 9784309029160
出版社: 河出書房新社