家族の遺品整理をしていて医学書が出てきた場合、どうするべきか分からず対応に困ってしまいますよね。
一般の方が読む内容ではないので、そのままご自宅に置いていても場所をとってしまいます。
そのようなときは、古本の専門店に買取査定をご依頼ください。
この記事では、古い医学書を簡単かつ楽に売るための方法について解説していきます。
医学書の買取相場は?高額で売ることもできるのか
なじみのない方にとって、医学書の買取相場は想像しにくいものです。
以下、医学書の買取相場を説明していきます。
1万円以上の査定額がつくこともある医学書
いわゆる「入門書」のような医学書は買取相場が100~500円ほどです。
書店にたくさん並んでいるような入門書であれば数十円になってしまうことも珍しくありません。
一方で、医学講座のような難解な本になってくると買取相場は1000~5000円ほどまで高くなります。
さらに、より専門的で、特定の疾患や治療方法について研究しているような医学書なら1万円以上の買取も可能です。
古い医学書は買取価格も安い?
普通の書籍なら、古いものほど買取価格も安くなってしまうでしょう。
しかし、医学書については新しさや古さがそれほど大きな判断材料になりません。
医学書は出版されたのが昔であっても、業界人から変わらず読み継がれていきます。
つまり、医学書は値崩れが起こりにくいという特徴を備えているのです。
ただし、若い業界人向けの指南書、資格のテキストなどは、発行年数が古いと買取価格は低くなってしまいます。
買取専門店は何を重視している?高価買取される医学書のポイント!
遺品整理で出てきた医学書が、「高価買取のポイント」にあてはまるならまずは査定に出してみてください。
以下、ポイントを具体的に紹介します。
- 希少性
高価買取できる医学書の特徴は「希少性があること」です。
世の中に冊数があまり出回っておらず、貴重な本ほど査定額は高くなる傾向にあります。
こうした医学書は需要に対して供給量が少ないので、中古市場で注目を集めやすいのです。
- 専門性
次に、「専門性」も重要なポイントです。
医療業界向けに特殊な知識、技術をつづった本は安定した需要をともなっています。
そのため、買取専門店でも高い値をつけられます。
一部の医者や研究者しか読まないような、特殊な内容の本ほど価値がつきやすいといえるでしょう。
- 需要
業界内で定番化しており、世代や時代を超えて「需要」がある医学書も高価買取が可能です。
その分野で「絶対に読んでおくべき一冊」と評価されている医学書なら、多少古い本でも査定額に期待できるでしょう。
- コンディション
古本の一種である以上、医学書の買取でも「コンディション」が重視されています。
カバーやページに汚れがあったり、ところどころ破れていたりする医学書は価値が下がってしまいます。
また、医学書では元の持ち主がメモや線を書き込んでいることも少なくありません。
こうしたケースも査定ではマイナスポイントになってきます。
逆に、発行年数が古い本でも状態が良ければ査定額が高くなる可能性はあります。
少しでも医学書を高く売るための簡単なテクニック!
そのまま査定に出すと価値がつきにくい医学書も、工夫次第で高価買取できる場合はあります。
この段落では、医学書を高く売るための簡単なコツについて解説します。
- 付属品をすべて揃える
医学書にはCDや別冊などの付属品があることも珍しくありません。
遺品整理で医学書が出てきたら、付属品がないかどうかを一通り調べましょう。
付属品が医学書と同じ場所に保管されているとは限りません。ご遺族の机や本棚などをしっかり探し、ひとまとめにしてから専門店まで持っていくようにします。
発売時と同じ状態で査定に出していただけるなら、買取価格を高くすることも可能です。
そのほか、表紙カバーがなくなっていたり、シリーズの一部が抜けていたりするケースも多いのでご注意ください。
- 査定の前は本をきれいに
状態が悪そうに見える医学書でも、少し手入れすれば見違える可能性もあります。
たとえば、ページの書き込みは消しゴムで楽に消せることもあるでしょう。
汚れは拭き取れるものもありますし、臭いは日干しによって解消できます。
これらの些細な努力をしてから査定に出せば、買取価格が上がることもありえます。
「古すぎて売れないだろう」と思っている本も、試しに手入れしてみてください。
捨てる前にまずは医学書を買取店に持ち込んでみよう
医学書が遺品整理で出てきたら、すぐ捨てる前に専門店まで持ち込んでいただくのがおすすめです。
業界内で定番になっている医学書は、いつの時代にも変わらずに読者がいます。
そもそもの値段が高く、希少価値のある医学書は思わぬ高価買取も夢ではありません。
今回の記事の情報を参考にして、買取に生かしてみてくださいね。