北海道に住んでいると都市と都市がかなり離れているので車移動が大半となりますね。
北海道では都市間が40km離れているのなんてザラだと思います。そして、その都市間には原野だったり山だったり森だったりと自然が豊富というのも特徴ですね。
この自然は北海道の大きな魅力でもあるのですが、動物たちがたくさん生息しているので、時には危険となってしまうこともあります。
特にエゾシカと車の接触事故というのはかなりの問題となっています。
エゾシカと車の接触事故
北海道ではエゾシカが普通に道路を横断していくので、車との接触事故も非常に多いです。動物危険の標識でもよく目にしますね。
ここ10年間の北海道のエゾシカ事故を調べてみました。
年度別エゾシカ事故件数 | ||||||||||
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H18 | H19 | H20 | H21 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 | H27 | |
東部 | 653 | 726 | 776 | 906 | 836 | 1213 | 937 | 829 | 847 | 902 |
西部 | 544 | 647 | 815 | 894 | 847 | 1039 | 831 | 901 | 1015 | 998 |
南部 | 9 | 11 | 37 | 38 | 44 | 54 | 41 | 88 | 78 | 110 |
計 | 1206 | 1384 | 1628 | 1838 | 1727 | 2306 | 1809 | 1818 | 1940 | 2010 |
※東部:オホーツク、十勝、釧路、根室方面
西部:空知、石狩、胆振、日高、上川、留萌、宗谷
南部:後志、渡島、桧山
こういった感じで、平成23年だけは飛び抜けて多いですが、基本的に年々増えている傾向ですね。
人間がエゾシカの生息域に侵入し続けているのか、エゾシカが増え続けているのか、原因は様々だと思いますが、これはあまり良い傾向ではないのは確かでしょう。
車に接触したエゾシカは速度次第で死亡してしまうことも多いですし、動物保護の観点からもこれは好ましくないですね。
ただ、自然の動物生息域と道路を完全に分けることは不可能に近いですし、これはかなり難しい問題だと思います。
車側の被害
エゾシカはいきなり飛び出してきたり、暗闇から大きな体が現れるので、かなり避けづらいんですよね。下手に急ハンドルや急ブレーキをかけると車同士の事故にも繋がってしまいます。
エゾシカ側の被害ももちろんですが、接触した車側もかなりの被害が出ます。
エゾシカの体重は100キロ超えにもなりますからね。100キロの重りにぶつかったと考えると車が壊れるというのも想像ができると思います。
車側の平均修理額は46.6万円とのことでかなりのものですね。
動いているエゾシカなら飛んでいく傾向があるのでフロントの破損程度ということもありますが、轢かれたエゾシカの場合は道路に横たわっているので大事故にも繋がってしまいます。
エゾシカを引いてしまった場合は警察に連絡するようにとのガイドラインもありますし、これは二次事故防止のためにも意識しなければなりませんね。
轢かれたエゾシカを見つけた場合は道路緊急ダイヤル#9910です。これは覚えておいた方がいいでしょう。
まとめと買取
北海道にとってエゾシカは誇るべき動物ですし、観光ともなっているほどの資源でもあります。
身近なだけに、事故なども避けきれるものではありませんが、できるだけ気を付けていきたいものですね。
買取に関しては、エゾシカ関連の本は高価買取の本が多いです。生態系や管理といった専門書が多いですね。
ご不要になった古本などがございましたら査定させていただきますのでぜひお声を掛けてください。