DVDを買取させていただきました。
こちらは「それでもボクはやってない」というDVDです。痴漢冤罪をテーマとした作品で、電車通勤など公共機関を定期的に利用する人にとっては他人事ではない題材だと思います。
2007年の作品で、10年前のものになりますが、痴漢冤罪事件の増加や、痴漢嫌疑をかけられた人の線路逃亡などが話題となり、こちらのDVDも改めて話題になっていると感じます。
痴漢冤罪
痴漢冤罪は、文字通りに痴漢をしていないのに裁かれてしまうことですね。
これは、被害者側の勘違いのケースも多いと思いますが、意図的に恐喝をするケースもあるとのことで非常に恐ろしく感じます。
痴漢に対する取り締まりは重要だと思うんですけどね。嫌疑を掛けられた男性側に釈明の余地がないというのが問題点なのでしょう。
「やっていないことの証明」は悪魔の証明とも言われ、非常に難しいことですから、男性側にとっては嫌疑をかけられた時点でもうどうしようもない感があるのも現状だと思います。良くて妥協点を探るということになってしまいます。
そもそも女性側が被害者なんですけどね。
なにか現在はそちらの権限が強すぎて、なんだかおかしなバランスになっているのも現状ではないでしょうか。
かといって、男性側の言い分を聞け過ぎると本当の痴漢犯罪抑制にはありませんし、非常に難しいところなのだと思います。
痴漢冤罪保険
そこで、登場したのが痴漢冤罪保険です。
保険料は年間6400円で、個人賠償責任保険や弁護士費用保険が付いてくるというものです。
さらには痴漢冤罪ヘルプコールというものが付いていて、事件発生後48時間以内の弁護士のコスト(相談料、接見費用、交通費など)が補償されています。
しかし、被疑者段階での着手金は支払い対象外となっているので、警察に勾留されてしまったような場合、勾留後の弁護士に対する着手金や、相手との示談金、裁判での弁護士費用は補償されません。
あくまでも事件初動のフォローメインという形ですが、これがあるだけでかなり状況は変わるものと思います。痴漢嫌疑が掛けられてもすぐに弁護士に頼ることができるというのは大きいですね。
被害者側にとっても、本当に痴漢をされたなら主張を貫けるでしょうし、それをネタに恐喝しようとしているような悪質な場合には抑止力にもなるでしょう。冤罪件数としては減るかもしれませんね。
犯罪、冤罪、それを逆手に取った恐喝などの完璧なバランス取りは難しいですが、適正な状況になってほしいものと思います。
電車通勤など、公共機関を利用する人にとっては年間6400円なら安い保険かもしれませんね。これから、各社も乗り出してきそうな保険ですから、今後も充実した保険となることを望みたいものです。
札幌では都市圏ほど満員電車の頻度はないかもしれませんが、痴漢冤罪も他人事ではないですし、痴漢冤罪保険のことも考えてみるのも一案かと思います。