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2017.9.21
コラム

【生物学本買取】在来種と外来種

生物学などの専門書を買取させていただきました。

こちらは外来種ハンドブックということで、日本での外来種を集めた本ですね。

日本は島国ということもあって、外国との境界線がはっきりしている分、外来種に対する意識が少し強めということもあり、たびたび外来種による生態破壊について話題となります。

最近では、ヒアリが話題となっていることも記憶に新しく、外来種は割とテレビでも取り上げられることが多いです。

本としても常に需要のあるジャンルで、専門書としてはそれなりに人気本となっています。

定価が高いこともあって買取価格も高めの傾向があり、少し古い本でもお値段が高めに付いていることも多いです。ご不要なお品物がございましたら、ぜひ一度査定だけからでもお問い合わせください。

日本での危険外来種

前述したとおり、最近ではヒアリが話題となっている危険外来種ですが、同じアリならアルゼンチンアリなども非常に危険視されています。

日本の侵略的外来種ワースト100には、家の木材を食べてしまうことで有名なシロアリも入っていますし、チャバネゴキブリも入っています。

虫類というのは、いつの間にか繁殖してしまうので、一度入ってきてしまうと根絶が難しい面もあるのでしょうね。

河川に根付いたアメリカザリガニやブラックバスも、在来種を制圧してしまう危険外来種として有名ですし、日本独特の生態環境を維持するというのは非常に難しいものなのでしょう。

なんなら、北海道でおなじみのニジマスも元々は外来種だったわけで、どこからが在来種なのかの境界も少し曖昧になって来ているのかもしれませんけどね。

日本では在来種だけど外国では外来種

日本の視点で見ると、外から来た生き物は外来種なわけですが、日本だけの在来種は外国にとっては外来種でもあるわけです。

そして、なにも日本の在来種が弱くていじめられるというわけではなく、外国の生態環境にとって問題になることもあるんですね。

コイは、国際自然保護連合では世界の侵略的外来種ワースト100のうちの1種に数えているぐらいですし、カブトムシや金魚も生態系への影響が大きいとして問題になっています。

植物では、ワカメが世界の侵略的外来種ワースト100選定種のひとつともなっていますし、陸続きではないというのは生態系の独自さともなり、異なる環境下においては害となってしまうことも多いのでしょう。

生態系や環境のバランスというのは、人間の歴史よりも非常に長い間に築かれてきたものですが、グローバル化によって、それが一気に崩れようとしているのかもしれませんね。

それがいい方向に向かうことを期待したいものです。

古本・雑誌買取

古本や雑誌買取についても少し。

外来種などの生物学的な本は非常に価値が高く、専門書に近い買取価格となることも多いです。事典系も多いですし、高価買取品も多数となっております。

ご不要な古本や雑誌などがございましたら、ぜひお声をかけてください。

買取可能な外来種の関連本一例

本タイトル 出版社
 外来種のウソ・ホントを科学する  築地書館
 外来種は本当に悪者か?: 新しい野生 THE NEW WILD  草思社
 外来生物ずかん (見る知る考えるずかん)   ほるぷ出版
 外来生物事典  東京書籍
 日本の外来生物―決定版  平凡社
 終わりなき侵略者との闘い~増え続ける外来生物~  小学館
 アルゼンチンアリ: 史上最強の侵略的外来種  東京大学出版会
 海外を侵略する 日本&世界の生き物  技術評論社
 外来魚のレシピ: 捕って、さばいて、食ってみた  地人書館
 消えゆく野生動物たち: そのくらしと絶滅の理由がわかる絶滅危惧種図鑑  誠文堂新光社

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